熱中症対策ガイド(学校の教職員向け)
はじめに
教職員の皆さまにおかれましては、子どもたちの健康管理と安全確保が大切な役割です。本資料は、学校現場での熱中症リスクへの対応策をまとめたものです。
1. 学校におけるリスクの特徴
- 体育や部活動、運動会準備など屋外活動が多い
- 気温・湿度の高い教室環境(特に空調未整備の場所)
- 長時間の活動に伴う子どもたちの疲労蓄積
2. 対策の基本
- WBGT値を確認し、リスクが高い日は運動制限や活動中止を検討
- 屋外活動は午前や夕方など気温の低い時間帯に実施
- 十分な水分・塩分補給、こまめな休憩(15〜30分に1回)を徹底
- 体調不良時には無理をさせず、速やかに保健室・医療機関へ
3. 子どもたちへの教育
- 「のどが渇く前に水分補給」の習慣づけ
- 熱中症のサイン(めまい、顔の赤み、ぼんやりするなど)を周知
- 自分や友達の異常に気づいたらすぐに教員へ報告させる
4. 教職員同士の連携
- 活動時には複数名の教職員で子どもたちの様子を見守る
- 異変時は迷わず医療機関と連携する
5. おわりに
児童生徒の命を守るためには、日頃からの意識と対策が重要です。教職員の皆さまによる適切な対応をお願いします。